カタクリの花が咲きました。カタクリは漢字で書くと「片栗」片栗粉の片栗だそうで、近年は馬鈴薯でん粉を使い、殆どがジャガイモのでん粉。

片栗粉はカタクリの球根を使い、消化が良いので漢方薬などにも使われ、日本人にとって馴染みの深い食材。春になると雑木林で見る事が出来ます。花期は１週間くらいで、木々の緑が眩しくなる５月頃になると葉も無くなり地中で過ごします。

• 黄色いものや白い品種もあるようです。
• 今回定点観察しました。花は温かくなると開きますので閉じた状態から開くまで時間を追って撮影してみました。
• ここをクリックすると、閉じた状態から開くまでを見る事が出来ます。

全てMFで撮影。

カメラ：Canon EOS 30D

レンズ：EF 70-200mm F2.8 L IS USM

ここは埼玉県小川町は和紙が有名。第二次世界大戦では風船爆弾（巨大な紙風船を作り、爆弾を取り付け敵国の領地で落下させる）の和紙を製造していた事があるそうです。当然軍事機密ですから、この事が世間に知れたのは戦後でした。

和紙を作るその場所は、昔ながらの里山。雑木林や森が沢山存在し、山で採る事のできるカタクリは当時とても貴重な存在。食べ物が豊富な現在「花を観賞」することが目的に変わりつつありますが、食料自給率が低い日本ではこれからも貴重な植物になるかもしれません。

• 今回は群生しているイメージを山の斜面を使い表現してみましたが、使ったレンズがEF 400mm F2.8 L IS USM。望遠の圧縮効果が出たかな。
• カタクリと西向寺周辺の里山の春の続きはこちら。
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カメラ：Canon EOS 30D

レンズ：EF 400mm F2.8 L IS USM

すべて手持ちで撮影。