レンサ
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GC8-16インチローター&DIXCEL typeMに交換

交換日[2006/01/08]
走行距離[251,067km]
UP日[2006/04/19]
更新日時[2007-08-07]

疲労

APEXtypeVを取り付け、様々な路面状況のフィーリングを感じるために山岳路を走行をして来た。
速度は周囲のペースに合わせる事もあれば、パッドから煙が出る位まで様々な状況。少しペースを上げ走行し、パッドから煙が出るが、通常通り走行しながら冷やす。この時Dot4のオイルが古かった事もあるが、エアーを少し噛む。こんな状況であった。

その後通常の使い方(高速走行中SAやPAに入るために安全に速度を落とすためにブレーキを踏む程度)でジャダーを感じるようになる。このパッドで今までこのような事を感じたことも無く、何が原因か困惑した日々が続いていた。

原因追求。

オイル交換時など、アーム類のガタなどを点検するがその原因が解らなかった。Dラーの整備士に相談しても「温まるとジャダーが出ているのは確認できるが、直接の原因に関しては今の時点では解らない」との事でした。ジャダーの原因がローターの歪みから来るなら、温まると出るとか等と言う事は未だに経験が無いとの事。日常の走行で支障が出る事は少なかったので、暫くそのままで走行していると、徐々にジャダーの度合いが大きくなる。気温も上がって来たこともあり、ジャダーの起こる状況が早めになった感じも確認された。

ヒートクラック?

取り外し方法は、特にUPしませんが、キャリパーを外し、キャリパーを何処かに針金などで吊るして置きます。その後ローターを手前に引っ張ればローターは外れますが、時々固着している事があるので、プラスチックハンマーや木っ端などで軽く衝撃を与えると取れます。それでも取れない時は、ホイルを固定するボルトの近くに10mm又は12mm程度のネジが切ってある穴に対応するサイズのボルトを穴二箇所に入れて交合に回す事で取り外す事が出来る。

ローターの確認

ヒートクラック?が発生したローター右の画像は、外したローターで、左側が左前輪。右が右前輪になる。

ジャダーが発生した当初は、真剣に見なければクラックは解らないほどで、途中気が付いた時は、表面の左右の色が異なるくらいでした。

実は、ブレーキパッドは、自らの素材をローターに癒着?させ、ブレーキの性能を保っていると聞いた事があります。私はサーキットを走りませんが、現地に別のローターとパッドを持参し走行する方もいるようです。実際の話ですが、オフ会などでブレーキローターの表面を確認すると色々な色があるのでもも白いですよ。本当に微妙な色加減なので解り難いのですが。上の画像で「まだら模様」になっている場所が、クラックが入った場所。


ヒートクラックの確認左の画像は、クラックが入った右前輪の外側の画像。

解るように拡大してみました。見ての通り、放射状にクラックが入っているのが解ると思います、このようなクラックが、ローター表面上に4箇所程度分散して存在し、上の画像でも解る様に斑な状態でした。

以降書く事は「ふん転菓子」の勝手な考察ですので、ご注意願います。

単純に磨耗が進み、山岳路での走行時に熱を上手く処理できず、クラックが生じたと考えることが出来る。ヒートクラックが部分的に発生した事で、制動時ローター表面の摩擦係数が随所で異なり、ジャダーとなって感じたと推測している。

このローターに交換した時の走行距離は145,300km。
そして今回258,546kmなので、10万km以上使った事になる。ブレーキパッドも、解体屋からキャリパーを購入した時付いてきたパッドで、その後→APLockheed-ZX→APLockheed-SXと交換してきた。スバルのブレーキローターは10万km程度が寿命と考えると納得できる。実は、「トヨタ・日産」等では10万km走行しても、ローター交換に至る事は珍しいと聞いている。ブレーキのフィーリングを良くするために仕方が無いが、維持する側から見れば、この辺りのバランスも検討して貰えると助かる。

私のようにパーツを社外品に交換している以上、自己責任が問われるのは確かである。



ローターの確認

解体屋から新古品を見つける 左の写真はローターは某解体屋で今回購入。
見たとおり錆びている。実は、ブレーキパッドが磨耗し、限界まで使ったら交換するので今回もギリギリまで使い、ローターとパッドを同時に交換する。この画像からでは確認し難いが、店員が持ってきた品物を詳しく見ると、

  1. ローターの厚みは同じだが、ベンチレーターの幅が薄い物がある。GC8は薄いのが標準なので、薄い方を探して貰う。
  2. 製造した国が「アメリカ製と日本製」が存在する。

画像からは解り難いがMade In USA とMade In Japanと書いてあった。個人的には、素材が左右で異なるのは困惑する。アメリカ向けと日本国内向けで炭素の量など異なる可能性も否定できない。

何故この店にアメリカ製のローターが存在するか解らないが、アメリカに輸出する車や、アメリカ本土で作成される車のパーツがどれだけ使われているかで税率が変わると聞いた事がある。アメリカ国内で製造されても全てのパーツが日本製ならば、その車はアメリカ製と言えない!と言う事だ。アメリカ本土でのパーツ供給率をある一定以上確保しなくてはならないと言う事です。従業員もアメリカ本土で雇用することが出来るので良く考えられていますね。外国の企業にドルを持ち出させない方法かな?

話が脱線しましたが、ローターに使われる鉄鉱石がアメリカ本土?それともオーストラリアと、様々な国の資源が左右のローターで違うとなれば、何か問題が発生しそうですね。色々探しましたが、今回両方同じ国で作られているのが無かったので、「薄さ」に拘り、左右別々な製造元になりました。皆さんも中古品や、解体品を探す時良く検討してみるのもよいかも知れません。購入する時この辺り確認したら、この様な事を聞かれたのは初めてと話していました。

DIXCEL typeMに交換

交換日[2006/01/08]
走行距離[251,067km]
UP日[2006/04/19]
更新日時[2007-08-07]

疲労

今回ローター交換と同時に交換したブレーキパッド。

今回は社名が変わりましたDIXCEL typeM
ENDLESSなど他のメーカーの物を検討しましたが、私の好きなパッドは下記の通り。

  1. 初期制動が強くない。(純正レベルで充分)
  2. 極寒地でも普通に使える。(純正レベル
  3. 踏んだ時に感じるパッドの剛性感が良いもの(メタルが多いと硬く感じるようです。)

大雑把に書くとこんな感じで、ダストが少ないとか、鳴か無いとか個人的には気にしません。その他の性能が純正より高いのは確か。特に初期制動が強くなるパッドは使い難く嫌いです。
今回もパッド交換時に鳴き止めのシムは入れましたが、グリスも塗りませんでした。面取りは行うのが普通ですが、特に何もせずそのまま装着。(軽く面取り位はした方が良いと思う)

交換したローターが錆びていた事も有り、装着当初慎重に運転する事で充分なのでは?と思ったからで、ローターの錆び取りも行ないませんでした。

取り付けた当初は、ローターの錆びもあり、正常な制動力は得られませんでしたが、ローターが綺麗になる頃になると、当然ローターにも皮膜が出来、制動感も出てきた。これだけ錆びていたローターであるが、新古品と言う事もあり、平滑なので錆びながらも当りが付きやすかったようである。

DIXCEL typeのフィーリング

煙が出るほどまで使う以前。

初期制動は、BH純正と同じ程度か少し効くかな?と言う程度。街中でのコントロールも快適で、ローターを挟み出した瞬間と、離れて行く微妙な感覚が良く分る。ブレーキパッドの印象は、個人的には踏んだ時ローターを掴むが、その掴み方の質と離す時の質の両方が求められると思う。

踏んだ時だけに拘る傾向があるが、コントロールなので離した時のフィーリングも大事。特に少しだけ踏力を緩めた時、パッドがローターから適切に離れなければ、制動は維持したままになる。当たり前だがこの微妙な感覚が、ドライバーへフィーリングとなって現れる。

焼きを入れてから。

煙が出る程度まで使うことで、初期制動は少しだけ鈍感になる。しかし制動感などには殆ど変化を感じないので、とても扱いやすくなる。メタルの混入率が分らないが、それよりも上のパッドに比べると剛性感は劣るが、純正よりは同じ程度。

ペダルを放した時のフィーリングも好印象で、焼きが入ることで更にコントロールがし易くなった。他のメーカーのパッドは使ったことが無いが、一つのメーカーで色々な種類のパッドがあり選択に迷う事が良くある。正直分らない。ところがDEXCELは3種類しかないので、選択が容易である。今回入れたパッドは中間的なもので、ミニサーキットも楽しめると言うことなので、気温が低い状況では僅かであるが温まる前の制動は落ちる感じがしたが、雪の市街地走行での支障は感じられなかった。

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