レンサ
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AP Lockheed SX へ交換。

交換日[2002/04/30]
走行距離[185,422km]
UP日[2002/05/06]
更新日時[2005/09/05]

疲労

何故この部品?

前回のAP Lockheed ZXが無くなったので交換。

APのブレーキは2002/05/06現在、下記の様に分類できる。

  1. ZC=街乗りから、サーキットまで対応。適正温度50度?〜800度?程
  2. SX=街乗り・峠・ジムカーナー等。適正温度50度〜500度。
  3. EX=街乗り・峠で短い時間での使用。適正温度0度?〜350度?

上記のように3種類が一般的に知られている。

パッドを選ぶ基準

峠でパッドから時々煙が出た事で純正の高温側の温度は350度前後とすると、EX=純正より一寸上では不安があり、SXを取り付ける。後ろはAP Lockheed ZXなので、同じメーカー同士から安心感が得られそうな感じ。根拠は全く有りません。

「フィーリングは?」

AP Lockheed SXまず見た感じはご覧の通り黒い中にも金色に光るものが見えます。
取り付けは、特にローターの研磨などせず、そのまま組み付ける。

交換当初は当然殆ど効かないので、人気の無い安全な場所でブレーキを引きずり何度も確認しながら当たりを付けた。

この時ローターの表面を確認すると今までZXで付いた色が落ちたのか別な色に変わる、何となく茶色の様なそんな感じ。当たりが付くとZXに比べ、全てが80点と言う感じ。取り付け直後、踏んだ時の剛性感は落ちる事で感覚が異なり、ZXのつもりで踏むと、少し踏みすぎる感じが有る。初期の効きだけ見れば強いという事。

丁度隣の方の首が微妙に動く位と言えば解ると思います。朝一のフィーリングもZXに比べると段違いの利きに感じますが、それが当たり前。多分純正に比べ、ここから先踏み込んだ時に違いが出る感じだと思います。

ZXとの比較。

  1. 「冷感時」SXの方が上。適温50度はウソでは無いようです。寒くても使いやすい。
  2. 「街乗り〜高速」通の乗り方で(行楽渋滞中)特別変化無し。
  3. 「踏んだ時の剛性感」ZXの方が硬く感じダイレクト感が有り、ローターを掴んでいる!噛み付いている!と言うフィーリングが有り、効き味に対して微妙なコントロールがし易い。

2)番の使い方でのコントロールZXの方が上。

同じ次元でカキコキしたらダメな位。この辺の事は私の車の「キャリパー=4ポット」「ホース=APPテフロン」と言う事も有り、逃げが少なくダイレクトに感じる為かな?私は「剛性感とコントロール性」だけは譲れないので、このパッドのここだけが改善出来れば最高かな?
「制動時の音」ZXは冷えている時「ゴーーー」と鳴きましたが温まれば鳴きません。SXは最初から鳴きません。

以上普通に走って感じた事なので「煙が出たり」「エアーを噛むほど」の走行条件ではまだ不明です。


煙が出るまで走ってみました

2002/09/12追記

走行した場所は快適な高原の中腹を横断する道路で、UP・DOWNが混在する丘陵地帯所。
その時効き味が鈍くなって来たので、車外に出て確認すると、煙がモクモクと出ていました。落ちている枝を当てると接触した表面が焦げる程度。そのままではエアーを噛むので直ぐに走行。更にいじめて見た処、腰で踏ん張りながらブレーキ踏んでもロックしない程度まで過熱。これ以上は危険なので徐行して冷しました。この程度から、熱くなったローターが歪んでくる(反る)のか、ブレーキを離しても「シャッ!シャッ!シャッ!」と音が出ます。頻繁にここまで音が出るほどの使い方なら、逆ベンチローターに交換することで、パッドの編磨耗を改善する事が可能になるかも。

逆ベンチとは。

一般的なローターは熱くなると、外側か内側のどちらかに反り返る。(方向は忘れました。)
この反り返りは構造上仕方が無いが、ハブの部分との取り付け方法を変更することで、ディスクローターのベンチ部分を通過す空気の量や、ローター周辺を通過する空気の当たり方に変化が生まれ、反り返る量を少なくする事が出来る。それが逆ベンチ。apLockheed 2008-02-08現在DIXCEL逆ベンチローターについて書かれてるページがありました。

煙が出てからのフィーリングの変化。

正直な話、初期の制動感が無くなりました。
雑誌などで言う、初期制動の効き(制動の立ち上が)がまるで純正と同じ程度?最近純正と比べていないのでなんとも言えませんが、煙が出る以前と変化が有った事は事実。煙が出てから購入時の初期制動の立ち上がりに慣れてきた事から、低い速度で走行する街中で少し効きが落ちたので以前の感覚では怖さが残りましたが、郊外を走行した時はコントロールの幅が広がり丁度良い感じに変化。私が初期制動の立ち上がりが急激に立ち上がるタイプは苦手で、カックンブレーキになる事から、それを防ぐためにとても神経を使い疲れるのです。

ここで感じた事は、車外品の多くのスポーツパッドは、初期の制動が飛躍的に向上され販売されていますが、その多くのパッドは焼きを入れる事で裏の顔が出てくるのでは?と感じました。裏の顔は、普通に乗車している時は現れません。

初期制動の立ち上がりと裏の顔

裏の顔とは、「煙が出るほどの使い方を行うと現れる顔。」
その顔は大変自然で「踏みつけて車をコントロールする事が出来る。」スポーツパッドの定義が良く解かりませんが、街中で使う程度の速度での制動感が向上する事がスポーツパッドと言えるのでしょうか?一般的なスポーツを考えると、通常汗をかく等アグレッシブに行う事のイメージが有りませんか?街中で行う走行がスポーツなの?という事です。

スポーツパッドと言う言葉の意味。

私たち一般人は良く効く=スポーツパッドと言う認識が有りますが、アフターメーカーが考える本来のスポーツパッドの定義は他の次元に有るのでは?と感じました。皆さんも機会が有りましたら裏の顔を見てみませんか?純正ブレーキオイルDot3に軽くエアーが入る程度ならパッド全体が炭化する事も無いと思いますがくれぐれも安全に注意してくださいね。当然無保証です。

純正とZXとSXを使って。

実はこのパッドにした理由は、ZXを使い感じた事は「減りが早すぎる」と言う事。
ZXの耐久性が約14,000kmこのパッドの性格から、当然と言えばそれまで。純正パッドでは今まで5万km程使ってきたのでそれの約1/3程度。確かにあのフィーリングを味わうと高級パッドは止められませんが、純正も値段以外を考えると捨てた物では有りません。特に他車から乗り換えた方は特にスバルのブレーキパッドは初期の利き味は確かに弱く感じます。

ブレーキパッドの温度。

特にスバルのパッドは、ある程度温度が上がってから良く効く感じ。
初期の制動感に違和感が有る時は、安全を確認して、一度40km程の速度からABSが効く位強く踏んでみると、一回目の制動感と2回目の制動感に違いが感じられると思います。この辺は中々感じ難いと思いますが、どんな車でも同じ様なことが言えます。しかし凄いのがこの先です。

峠の下り坂で「煙が出る」位の事をすると、他社の車では簡単にフェードの兆候が出ますが、スバルのパッドは頑張ります。フェードしてもその先が頑張るのです。こんな事を街中で行う事では有りませんし、危険で有り「社会上」許される事では無いのです。この事を知っているから偉くはないのです。しかし、この事を理解してパッドを変えるのとでは、意味が違ってきます。

この為なのか解りませんが、冷感時のフィーリングが悪く感じるのかな?おそらく「市街地では、人と街に優しく」「郊外ではのびのびと、車の性能を引き出す為のセッティング」に感じましたが、皆さん如何でしょうか?

見栄えと実際の制動。

インプGDAを試乗した時のブレンボのフィーリング。
60km程で踏むとそれなりに効きます。車検では停止している時検査するので、温度が低い状態でも制動が無ければ国土交通省の認証は取れない。この速度よりも低くてもそれなりの制動は得られている。しかし時速60km程度から何度か急ブレーキを掛けるがそれ程変化は感じなかった。今度は時速120km程からABS効かせると良い感じが出てくる。一度暖めるとその後何度か120kmでABS効かせても安定した利き味。当然煙も出ませんし、踏み応えが甘くなるとか、そのような事は皆無。体がシートベルトに食い込むと言えば大げさですが、その雰囲気を体感。

今度は冷えていく仮定を確認すると、周囲の交通に合わせると効き味が落ちて来る。完全に冷えたと思われる状況で時速60kmから急制動掛けると最初に戻っていました。

最近の車は「使い方を間違えると性能が発揮されない」と言う証明になりませんか?憧れでブレーキを交換しても良い事は有りません。

注意
車の性能を試す事は大変危険が伴う。
安全が確保できない所(一般道)などでテストする事は大変危険が伴います。当方は責任は負いません。道路とは人が出入りする事の出来る全ての場所。(駐車場・公園・空き地・河原等)詳しくは道路交通法を参照して下さい。

今回ブレーキパッドを車外品と交換しましたが、改めて純正品の素晴らしさを痛感。
ZXの利き味から、いきなり「純正品」に戻すと怖さが残るので、一つランクを落とす事で身体を慣れさせる意味も有りました。

パッドの面取り

AP Lockheed SX面取りこちらは、上のSXパッドを立てて厚みを計測していますが、車外品と言う事でご覧の通り面取りがしていません。今回このまま取り付けました。

ブレーキを踏んだ時音が出る時が有りますが、その多くがパッドの角の部分で、この画像から緑色で囲まれた「角」がローターに当たる事が原因。音を出なくするため、この部分を削りますが、ここでスバルのパッドを改めて考えてみると「面取りの面積が少なく「赤の斜線」で書いた所が削られている。他のメーカーで音を気にする車種の多くは「青の斜線」程まで削られる。パッドの交換時期=新車購入後3年後の車検時迄「音が出ない・ブレーキ鳴きが出難い」と言う事になる。より多く削る事で「ローターに当たるパッドの角度が鈍角になり、削ればローターに当たる面積が減るので、ビックローター・ビックキャリパーを苦労して取り付けても意味が無いのです。

実際の話し、他のメーカーのパッドを見ると驚く事があります。

「鳴くブレーキは事故を起こさないが、鳴くブレーキを鳴かなくする事で、事故が起こる可能性が生まれる。」少し言い過ぎと思いますが、言われると確かに。。

#注意!

走行中鳴くようになったら、一度は整備工場に持ち込んでください。ブレーキパッドには減ると音が出る仕組みにになっているので、必ず整備工場に持ち込み見てもらって下さい。

こんな所にも「走る事が好きな人たちが作った車」と言う感じが見えますね。
ブレーキが鳴くから!ホイルが汚れるから!と言う理由で車を作れば「280馬力・1.5トン超」の車をまともに止める事が難しくなります。

1998年現在、スバルの車に乗り換える方が多く「ブレーキが汚れる!・鳴く!」と言う事に対して少し過敏になっていると感じる。確かに「汚れない・鳴かない」ブレーキを作るのがメーカーの使命。環境の事など考えれば当然。しかし、私達は様々な事を考えず理想を追い、車の「走る・止まる・曲がる」を取り間違えていませんか?Mercedes・BMW・PORSCHEが全て正しいとは思いませんが、これらの高級車の前輪を良く観察すると、殆どが汚れ気味。車の「走る・曲がる・止まる」を真剣に考えているからでは有りませんか?もし国産車が、外国に輸出する時、この辺を極端に変更していたら。そのメーカーの事を一寸考えたくなりませんか?まっ国によって、平均速度が異なると思うので一概には言えないと思いますが。

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