レンサ
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RE050A 215/45-17を履く。

交換日時[2006/06/14]
走行距離[263,516km]
更新日時[2007/08/01]

疲労

2006-06-14
F=21:R=21で走行。

タイヤを215/45-17に変更。
今までRE-01 205/558-16で、タイヤの性格は峠やサーキットなどで一番を取るためのタイヤ。特徴はサイドが硬く、ホイルとの脱着にも手間取る程である。今までのタイヤの事を考えると215/45-17にする事は更に硬くなる=ハンドリングは良好とい言う図式が成り立つが、今までのタイヤの性格の事を配慮し、グローバルプレミアムタイヤと思われる、このタイヤを履く。

ブリジストンRE050Aは、REが物語るように、スポーツタイヤの範疇であるが、ストリートも無視せず高次元の走り味を約束できるタイヤで、対象となるのがハイパワーで、ハンドリングを求め、長距離を超高速での巡航を好む車種が多い。排気量で考えると2000cc以上で更にリッター100馬力を超えている車種が該当している。

このタイヤを履くことで、RE010よりもハンドリングは優しくなる事が想像がつく。それゆえに17インチ化しても、今までよりも硬くなるなどの弊害は少ないのでは?と思い、RE010ではなく、RE050Aを履く。

交換して最初の印象は大変静かであり、これが17インチ?と思える。今までのタイヤの性格が私が求めたフィーリングから考えると少し硬いと言う事になる。今後このタイヤとホイルサイズでのインプレとなる。ホイルはBH純正ホイールである。

冒頭でも書いたが、この減衰力で走行すると、余りにも優しい印象であり、今までが本当に嘘のようである。タイヤをインチUPしたのに、乗り味は「助手席に赤ちゃんを乗せる事が出来る」と思えるほどである。

タイヤを交換すると走り味・乗り味の変化を感じる事が出来るが、純正の足回りから、車高調に変更し、UPがピロボールであると、その差が良く分かる。純正の足回りで感じること以上にダイレクトであり、改めてタイヤの選択と足回り・そして車の性格のバランスを考える事が出来た。APEX TypeVを新品で購入し、私の車に合わせるなら、タイヤのサイズは205/55-16とし、BSならRE050Aが一番良いと思う。サーキットや峠で一番を目指すタイヤではストリートの扱いでは懐が狭く感じた。

F=15:R=15で走行。

上記フィーリングから減衰力を強めると、やはり突き上げ感などを確認できる。
今まで物凄く硬いタイヤだった事から、僅かな硬さも見逃さない感覚を身に着けているのかも知れない。タイヤの柔らかさで、衝撃を吸収している(路面の微笑の突起・質をタイヤとブッシュが吸収するなら、車高調のUPがピロなら、タイヤで吸収するしかない)そんな感覚で有るが、大きな衝撃(周波数が異なり、エネルギーが大きい)は、タイヤでも吸収できずやはり車全体に伝わる。特に後席は耐え切れないと思える。

F=18:R=18で走行。

硬かったRE01では、ここまで弱めてもまだ足らず21段戻しであった。しかしRE050Aは、前後18段戻しで殆ど快適な乗り心地に変化してきた。路面が荒れた場所では、衝撃がまだ残っている事から、前輪を16段戻しにする。

F=16:R=21で走行。

何故前輪を変える?
あくまでも私の感覚の話で、前輪が硬くなる事で、前輪が段差を越えた後後輪が越えるが、この時前輪が少し硬い事で、後輪が受ける衝撃は同じでも、前輪の事が気になり、後輪の硬さを気にしなくなる事があるからである。実際メーカーが異なる車両を乗車すると、前輪・後輪の硬さを特に気にする事無く運転することが出来るが、スバルの車(BD5A RS)は特に後輪が純正でも難い印象である。

変更後、確かに柔らかく感じ落ち着いてきたが、まだ後一歩足らないので、後輪の空気圧を0.1kg落とすと格段によくなる。今まで受けていた衝撃を上手に上手に受け流す感じである。

F=16:R=19で走行。

空気圧の前後を微調整するが、前輪のハンドリングが良くないので、妥協点を探す。前輪16段戻し。
この値で走行すると、内側の脚が伸びる感覚は少なくなるが、ロールのフィーリングが良い方向に改善され、走る事が楽しくなる。ロールが始まり、加重が移動した時更にグリップ感が増す感じもあるが、日常の走行では支障が無い感じである。

タイヤのインチUP(17インチ化)も終わり、燃費も気にしていたが、タイヤの転がり抵抗が少なく、更に轍の多い路面でも真っ直ぐ走る事から、燃費の悪化は皆無である。ACを使う季節であるが、交通の流れをリードする事さえしなければ、カタログ燃費の10%落ち程度である。大よそ、リッター9km以下が平均。

ここから先は、つけた人の好みの問題になるので、一応セットUPは終了とします。
長い間お付合いして頂き有難う御座いました。今後は、音対策とOHになると思う。


色々な車との比較

2006-08-02

F=6:R=17で走行。

タイヤを215/45-17に変更し、季節は夏に。2006年の6月〜7月に掛けては、雨が多く梅雨の期間が大変長かった。気温も低めであるが、30度を超える日々もあり、APEX TypeVが良く動くようになってきた。

ショックを交換すると、車高の低さ・減衰力の変化から、「これは良いぞ!」と感じ、ベストなセッティングが分からなくなる。別な言い方をすれば、純正との比較が出来ておらず、混乱している事も考えることが出来る。

基準の確認。

混乱した時頼りになるのが、純正状態の車。身近にあるミニバン・リッターカーなど何でもOk。これらに乗ると、共通しているのが、前後のバランスが保たれている。具体的には、走行中前輪が受けた衝撃の感覚(ドン!ダン!)などと同じ感じで後輪も受ける。ミニバンやワゴンに関しては、積載物や人を多く乗せることから。、後輪の受ける衝撃の感覚は少し大きいかな?と思う。

この事を自分なりに考えるようになってからは、前輪だけ硬く・後輪だけ硬くした時の影響などがなんとなく理解できるようになってきた。純正に準じた足(ばねだけ社外のローダウン仕様)も同様で、この前後の衝撃の変化が少ない。しかし減衰力調整が出来るショックそ装着した車に乗ると、前後のバランスが分からず、色々いじり、自分なりに納得してしまうことがある。そんな時は純正との比較が効果的。

前後の減衰力を調整。

前輪を自分にとって、適切な状態に持っていった時、今度は後輪を調整。反対もありますが、必ずどちらかを先に調整していくと思う。

私は後輪から調整していきますが、後輪の乗り心地を優先に考え、徐々に速度を上げ、フラフラする感覚などのバランスを考えていく。後輪がある程度調整が終わると前輪に移行するが、以降後輪を変えず、前輪の減衰力を上下して行った時感じた事を書く。この事は「ふん転菓子」が感じた事で、全ての車両に当てはまることは無いので、参考までにして下さい。

後輪の減衰力に対して前輪を柔らかする。

このセッティングでは、初期のロールが大きくなり、車の前輪を中心に内側にロールしながら巻き込んで曲がる印象がある。特に外側の足がハンドルを切った瞬間に一瞬で沈み込み、その後曲がり始める印象である。
この状態は、外足だけではなく、内足の設置感が乏しく、外側だけに気を取られるとこの辺が分からなくなって来る。

後輪の減衰力に対して前輪を硬くする。

ステアリングレスポンスも良くなり、スポーティーなイメージが強くなるが、シハンドルの切り初めで、バネ(ショックの上下)が規制され、タイヤのみで曲がる感覚がある。ステアリングレスポンスは最高であるが、ハンドルを切る事で荷重の移動が生まれ、スタビが効き始め、ショックとタイヤが同時に動く。そんな感覚が乏しく思う。
曲がっている時、路面にウネリがあると荷重が上下し、抜けて再度荷重が掛かった瞬間、予想以上に曲がる事があり、個人的には好みではない。

減衰力の前後のバランスをセットする時、直線では「乗り心地と、ふらつき感」を考え、曲がっている時はこのような事を感じるようにしている。
じつは、ハンドルを切りながら比較的大きなカーブを曲がっている時、タイヤの動きに合わせ、蛇行運転をすると、荷重の変化や内足の動きが分かる。時にはタイヤが鳴くほどの蛇行運転である。今度はタイヤの動き以上に早くハンドルを切りカーブを曲がり蛇行させると、安定感などが良く分かるので、減衰力の設定で悩んだ時や確認する時は必ず行っています。

上記の事を行うと、前輪と後輪の減衰力のバランスが如実に理解できる。
前記したが、カーブを曲がりながらタイヤの動きに合わせ、時にはそれ以上に早くハンドルを切るので、後輪の動きと前輪の動きが良く分かるのです。危険な事なので自分で行う時は自己責任でお願いします。


交換後の走行距離も増えたので、OHを検討する。

OHの前に事前に調べると、アペックス自体がチューニングパーツ事業から撤退することになり、APEX TypeVの補修パーツは殆ど無いとの事で、消耗品を店で保有していないと、OHが出来ないとの事。今回OHするにあたり、千葉県のDTMgarageに問い合わせたところ、上記のことであった。更にAPEX TypeVで感じていた、温度変化の事を相談すると「APEX TypeVは、使われている減衰力?を生むダンパーオイルは温度変化に敏感で、外気温が下がる事でキャビテーションを誘発して硬くなる」との事でした。

キャビテーションとは、オイルの中で物が動くと泡が発生し、その泡が原因となり、減衰の妨げになる事を言う。量販店でビルシュタインのカットモデルが展示してあるが、動作させると中で発泡するのが分かる。これがキャビテーションである。

DTMgarageで相談することで、今まで感じていた疑問が解決することが出来て本当に良かったが、長く使う事を前提に選択したAPEX TypeVであるが、製造会社自体が撤退したとなれば、OHも不可能になる。今まで使っていたSTIビルシュに戻すか、新たに車高調を探す事になる。候補はTEINのCSダンパーである。

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